中国CPI、3月は0.3%上昇 3カ月連続プラスで需要回復の兆し
ロイター / 2024年5月11日 17時22分
中国国家統計局が11日発表した4月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比0.3%上昇した。3カ月連続のプラスとなり内需の改善を示す結果となった。一方、生産者物価指数(PPI)は下落が続いた。北京で1月撮影(2024年 ロイター/Florence Lo)
Joe Cash
[北京 11日 ロイター] - 中国国家統計局が11日発表した4月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比0.3%上昇した。3カ月連続のプラスとなり内需の改善を示す結果となった。一方、生産者物価指数(PPI)は下落が続いた。
CPIの伸びは3月の0.1%から拡大し、ロイター調査の予想(0.2%上昇)を上回った。
エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)のシニアエコノミスト、Xu Tianchen氏は「食品とエネルギー価格を除いたCPIは、サービス業を中心とした需要の回復を示している」と指摘した。
変動の激しい食品と燃料価格を除いたコアCPIは0.7%上昇し、3月の0.6%から加速した。
総合CPIは前月比0.1%上昇した。市場予想は0.1%の下落、3月は1%の下落だった。
EIUのXu氏は「電力会社による値上げも(CPIの上昇に)寄与した可能性がある」との見方を示した。
「一部の自治体は財政難により受け取る補助金に影響が出ており、穴埋めのために追加費用を家計に転嫁することを余儀なくされている可能性がある」と述べた。
中国光大銀行のマクロ経済研究員、Zhou Maohua氏は物価指標について、「国内需要が回復し、需給の改善が続き、内需と物価回復の見通しが明るいことを示している」と分析した。
「しかし消費者物価は依然として低く、工業製造部門は依然として圧力にさらされている。これは有効需要が不十分で、同部門の回復がまだバランスの取れたものでないことを反映している」とも述べた。
4月のPPIは前年比2.5%下落した。3月の2.8%から下落幅が縮小したものの、マイナスが1年半に及んでいる。
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1部屋に泥棒がいる!〈高級老人ホーム〉で優雅に暮らす86歳母からのSOS…急ぎ駆けつけた51歳長男の目に飛び込んできた「まさかの光景」【FPの助言】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年7月30日 11時15分
-
2「2028年までに本屋はすべて消滅する」…元書店経営者が真剣に訴える「瀕死の店舗を再生させる12の提言」
プレジデントオンライン / 2024年7月29日 15時15分
-
3MSに補償請求を検討と報道 米デルタ航空、システム障害で
共同通信 / 2024年7月30日 8時37分
-
4全国給油所、29年連続減少 2.7万カ所、需要縮小
共同通信 / 2024年7月29日 18時23分
-
5反発から「柳ヶ瀬の象徴に」…岐阜県唯一のデパート・岐阜高島屋、7月いっぱいで閉店
読売新聞 / 2024年7月30日 13時53分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)