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午前の日経平均は続伸、米株高を好感 買い一巡後は伸び悩み

ロイター / 2024年6月11日 12時23分

 6月10日、午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比117円00銭高の3万9155円16銭と、続伸した。写真は都内にある東京証券取引所で2018年2月撮影(2024 ロイター/Toru Hanai)

Hiroko Hamada

[東京 11日 ロイター] - 午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比117円00銭高の3万9155円16銭と、続伸した。前日の米市場で主要3指数が上昇した流れを引き継いで底堅い値動きとなり、上げ幅は一時290円超となる場面もあった。ただ、ポジションを積極的に傾ける動きは限られ、前引けにかけては小幅高で小動きとなった。

日経平均は前営業日比137円高と小幅高でスタート。寄り付き後も上げ幅を広げ、前場序盤に3万9336円66銭まで上昇した。半導体関連の一角が堅調に推移し、指数を押し上げた。一方、上昇一服後は上げ幅を縮小し、次第に3万9100円台でもみ合う展開が続いた。日米の金融政策イベントを控え、様子見姿勢も広がった。セクター別では、石油・石炭製品、海運などがしっかりだった。

三菱UFJアセットマネジメントのチーフファンドマネジャー・石金淳氏は、「日米の金融政策イベント前で基本的には動きづらく、買いが一巡した後は伸び悩んだのではないか」と話す。11―12日に開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)については「政策金利は据え置かれるとみているが、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の姿勢やドットチャート(FOMCメンバーによる金利予想)は読みにくく、日本株は様子見ムードが続きそうだ」(石金氏)という。

一方、日経平均の下値の水準は切り上がってきており、「上値は重いものの、地合いは悪くなさそうだ」(国内証券・ストラテジスト)との意見も聞かれた。

TOPIXは0.21%高の2788.27ポイントで取引を終了。東証プライム市場の売買代金は1兆7437億7000万円だった。東証33業種では、石油・石炭製品、海運、保険など21業種が値上がり。証券、空運、陸運など12業種は値下がりした。

個別では、東京エレクトロン、太陽誘電、ルネサスエレクトロニクスがしっかり。主力のトヨタ自動車は小幅高、指数寄与度の大きいファーストリテイリング、ソフトバンクグループは小幅安だった。

一方、サイバーエージェント、楽天グループ、三菱電機は軟調。

プライム市場の騰落数は、値上がり747銘柄(45%)に対し、値下がりが815銘柄(49%)、変わらずが84銘柄(5%)だった。

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