中国がオランダ非難、東シナ海で「武力誇示」

　６月１１日、中国国防省は、オランダに対し海空軍の活動を制限するよう警告した。写真は中国の国旗。４月撮影（２０２４年　ロイター/Dado Ruvic）

[香港 １１日 ロイター] - 中国国防省は１１日、オランダに対し海空軍の活動を制限するよう警告した。

これに先立ち、オランダ国防省は８日、東シナ海を航行中のオランダ軍艦艇に中国軍の戦闘機が接近し「潜在的に危険な状況を作り出した」と主張していた。

中国国防省の報道官は「オランダの悪質な言動を強く非難し、厳粛な抗議を行った」と表明。

「国連の任務を遂行すると偽り、他国の管轄下にある海空域で武力を誇示し、緊張を生み出し、両国の友好関係を損なった」とし「侵害や挑発には断固として対抗する」と述べた。

オランダ国防省の８日の声明によると、国連の対北朝鮮制裁を支援するため東シナ海を航行中だったオランダ軍のフリゲート艦に対し中国軍機２機が７日に複数回の旋回飛行を行い、艦載ヘリコプターにも接近した。