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日経平均は小幅続伸、イベント待ちで商いは低調

ロイター / 2024年6月11日 15時57分

 6月11日、東京株式市場で日経平均は、前営業日比96円63銭高の3万9134円79銭と、小幅に続伸して取引を終えた。写真は2020年10月、東京証券取引所で撮影(2024年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 11日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比96円63銭高の3万9134円79銭と、小幅に続伸して取引を終えた。前日の米株高の流れを引き継ぎ、主力株の一角が底堅く推移した。今週は米連邦公開市場委員会(FOMC)や日銀の金融政策決定会合などの重要イベントを控えているため、ポジションを積極的に傾ける動きは限られた。東証プライム市場の売買代金は2日連続で4兆円を下回った。東証株価指数(TOPIX)は反落した。

日経平均は137円高で寄り付いた後も上げ幅を拡大し、前場序盤に298円高の3万9336円66銭でこの日の高値を付けた。ただ、買い一巡後は手控えムードが広がり、 大引け間際では36円高まで上げ幅を縮小。時間外取引での米株先物3指数が総じてさえない展開になり、日経平均は上値を追う動きにはならなかった。

TOPIXは0.2%安の2776.8ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.2%安の1429.3ポイント。プライム市場の売買代金は3兆5422億5400万円だった。東証33業種では、海運、証券、空運、倉庫・運輸関連、陸運など23業種が値下がり。機械、精密機器、非鉄金属など10業種は値上がりした。

みずほ証券の倉持靖彦マーケットストラテジストは、このところの日本株について「固有の材料に欠ける中、外部環境に左右されやすい」と指摘する。この日のTOPIXは反落となったものの、米長期金利の上昇でバリュー株の一角は底堅く推移しているといい、「今後の米株や金利動向次第では、TOPIXも近いうちに上場来高値(2886ポイント=1989年12月18日)を更新するだろう」という。 

主力株では、東京エレクトロン、アドバンテスト、ディスコなどの半導体関連株のほか、ファーストリテイリングなどの指数寄与度の高い銘柄がプラス圏で推移し、日経平均を押し上げた。半面、ソフトバンクグループ、NTTデータグループ、TDKはさえなかった。

新興株式市場は、東証グロース市場250指数が0.91%高の631.49ポイントと、3日続伸した。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが557銘柄(33%)、値下がりは1019銘柄(61%)、変わらずは70銘柄(4%)だった。

終値 前日比 寄り付き    安値/高値  

日経平均 39134.79 +96.63 39175.59 39,074.88─39,336.66

TOPIX 2776.80 -5.69 2789.24 2,774.01─2,801.98

プライム市場指数 1429.30 -2.93 1435.78 1,427.94─1,442.23

スタンダード市場指数 1252.79 +1.04 1253.85 1,252.61─1,256.93

グロース市場指数 814.17 +6.39 810.50 809.08─816.86

グロース250指数 631.49 +5.71 628.28 626.87─633.99

東証出来高(万株) 137719 東証売買代金(億円) 35422.54

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