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フィリピン中銀、第3四半期に利下げの可能性 データ次第=総裁

ロイター / 2024年6月11日 16時1分

 6月11日、フィリピン中央銀行のレモロナ総裁は「ロイター・グローバル・マーケッツ・フォーラム」で講演し、第3・四半期に利下げする可能性があるとしつつ、依然としてデータ次第だと述べた。写真はフィリピン中銀のロゴ。マニラで2016年3月撮影(2024 ロイター/Romeo Ranoco)

Anisha Sircar Divya Chowdhury

[ベンガルール 11日 ロイター] - フィリピン中央銀行のレモロナ総裁は「ロイター・グローバル・マーケッツ・フォーラム」で講演し、第3・四半期に利下げする可能性があるとしつつ、依然としてデータ次第だと述べた。

「インフレ動向に満足しているが、リスクがあることも理解している」とし、地政学的な緊張に起因する供給ショックなどに警戒していると説明。「われわれはタカ派的ではあるが、以前ほどではない」とも語った。

年内の米利下げ観測が後退し、フィリピンペソに圧力となっているが、「より大きな懸念はインフレであり、成長だ。ペソが懸念材料になるのはインフレにパススルー効果をもたらすような急激な動きをした場合だけだ」と指摘。特定の為替レート水準を目標としておらず、「機能不全の兆候がある場合」のみ市場に介入すると述べた。

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