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英賃金上昇率、2─4月は予想下回るもなお堅調 失業率4.4%に悪化

ロイター / 2024年6月11日 17時35分

 6月11日、英国立統計局(ONS)が発表した2─4月の賃金上昇率はボーナスを除くベースで前年同期比6.0%と、市場予想(6.1%)を下回ったものの、堅調な伸びを維持した。写真は昨年10月、ロンドンで撮影(2024年 ロイター/Susannah Ireland)

Andy Bruce William Schomberg

[11日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)が11日発表した2─4月の賃金上昇率はボーナスを除くベースで前年同期比6.0%と、市場予想(6.1%)を下回ったものの、堅調な伸びを維持した。

7月4日に総選挙を控えるスナク首相は、自身の政権下で経済が改善しているとの印象を有権者に与えようとしている。

ボーナスを除く、消費者物価指数(CPI)で調整した平均週給は2.3%上昇。伸びは約3年ぶりの大きさとなった。

民間の賃金上昇率は5.8%と、5.9%から鈍化した。

失業率は4.4%と、1─3月の4.3%から上昇し、2021年7─9月以来の高水準。ロイター調査によると、エコノミストは横ばいを見込んでいた。

ONSは「労働市場が冷え込む兆しを引き続き示している」とした。

就業者は23年末から20万7000人減少。一方、失業者は19万人増加した。

指標発表を受け、ポンドは下落。国債価格は上昇(利回りは低下)した。

無党派のシンクタンク「インスティチュート・フォー・エンプロイメント・スタディーズ」のディレクター、トニー・ウィルソン氏は「(19年12月の総選挙における)ボリス・ジョンソン(元首相)の勝利以来、仕事に就いている人の数は約4万人減少した」と指摘した。

働いておらず、求職活動もしていない人の割合である不就労率は22.3%に上昇し、15年半ば以来の高水準となった。

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