米ウィーワークのトリーＣＥＯが辞任、後任は不動産業界出身

　６月１１日、米シェアオフィス大手ウィーワークのデービッド・トリー最高経営責任者（ＣＥＯ）が辞任した。ニューヨークで２０２３年１１月撮影（２０２４年　ロイター/Shannon Stapleton）

[１１日 ロイター] - 米シェアオフィス大手ウィーワークのデービッド・トリー最高経営責任者（ＣＥＯ）が１１日に辞任した。後任は商用不動産業界での経験が長いジョン・サントラ氏。

ウィーワークはシェアオフィス業界の先駆けで、急成長を遂げた。しかし新型コロナウイルスのパンデミックによる需要の落ち込みなどで赤字が拡大し、２０２３年１１月に連邦破産法１１条の適用を申請した。先月末に裁判所から再建計画の承認を得て、破産法１１条を脱却する道筋が整った。

トリー氏は昨年１０月にＣＥＯに就き、経営戦略の見直しや一部拠点の閉鎖など経営の建て直しに取り組んできた。