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仏成長率、第2四半期0.1%に 政治・五輪も今後影響へ=中銀予想

ロイター / 2024年7月11日 9時6分

 フランス中央銀行(写真)は7月10日に公表した月例景況感調査で、第2・四半期の経済成長率は0.1%との予想を示した。前回予想の0.0─0.1%の上限となる。2020年7月、ナントで撮影(2024年 ロイター/Stephane Mahe)

Sudip Kar-Gupta

[パリ 10日 ロイター] - フランス中央銀行は10日に公表した月例景況感調査で、第2・四半期の経済成長率は0.1%との予想を示した。前回予想の0.0─0.1%の上限となる。

第1・四半期の実績は0.2%だった。

今月行われた議会選挙で過半数獲得政党が出ず、いわゆる「宙づり議会」となったことから、フランスは潜在的な逆風に直面している。

中銀のオリビエ・ガルニエ統計局長は、政治的膠着状態の経済的影響を判断するには時期尚早だが、パリ五輪はこれを相殺するプラスの影響を持つ可能性があると指摘。「政治的不確実性の影響は第3・四半期に現れる可能性が高い一方、五輪による一時的なプラスの影響も第3・四半期に現れるだろう」と記者団に述べた。

統計当局は今週、今月下旬から8月に開催される五輪により第3・四半期の経済成長率が0.3%ポイント押し上げられるとの見通しを示した。

一方、ムーディーズやS&Pグローバルなどの信用格付け機関は、宙づり議会は経済に悪影響をもたらすと警告している。

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