テスラ、欧州で中国製モデル３を値上げ ＥＵ追加関税に対応

　米電気自動車（ＥＶ）大手テスラは７月１０日、ドイツ、オランダ、スペインを含む欧州各国で主力セダン「モデル３」（写真）の価格を約１５００ユーロ（１６２２ドル）引き上げたと発表した。昨年９月、独ミュンヘンの自動車ショーで撮影（２０２４年　ロイター/Angelika Warmuth）

[ベルリン １０日 ロイター] - 米電気自動車（ＥＶ）大手テスラは１０日、ドイツ、オランダ、スペインを含む欧州各国で主力セダン「モデル３」の価格を約１５００ユーロ（１６２２ドル）引き上げたと発表した。欧州連合（ＥＵ）による中国製ＥＶに対する追加関税への対応。

テスラはモデル３を上海で生産して欧州に輸出している。同社は６月、欧州委員会が７月４日から適用する追加関税への措置として価格を引き上げる可能性を示唆していた。

追加関税は暫定措置で、欧州委員会が１１月までに最終的に関税を導入するかどうかを決定するまで、自動車メーカーによって最大３７．６％の課税が適用される。

欧州委員会によると、テスラはＥＵの調査に協力しているとして２０．８％の関税を適用されたが、再計算を要請したという。