1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

韓国中銀、金利据え置き インフレ低下見極め利下げ時期検討へ

ロイター / 2024年7月11日 12時51分

 7月11日、韓国銀行(中央銀行)は政策金利を予想通り3.50%に据え置いた。写真は2016年7月、ソウルで撮影(2024年 ロイター/Kim Hong-Ji)

Cynthia Karam Jihoon Lee

[ソウル 11日 ロイター] - 韓国銀行(中央銀行)は11日、政策金利を予想通り3.50%に据え置いた。利下げの時期を検討するとした上で、インフレ率が目標の2%に戻りつつあるとの確信を強めるにはさらなる証拠が必要との認識を示した。

インフレ抑制のために制約的な政策を続ける中、据え置きは12会合連続となった。ロイター調査ではエコノミスト40人全員が据え置きを予想していた。

中銀は声明で「利下げのタイミングを検討する」と表明。「しかし今後の物価の動向が不透明なことを踏まえると、インフレが減速傾向を続けるかどうかをさらに見極める必要がある」と指摘した。

5月の声明にあった「インフレ見通しの上振れリスクが高まった」との文言は削除された。

2日に発表された6月の消費者物価指数(CPI)は11カ月ぶり低水準の前年比2.4%に鈍化し、中銀目標である2%に近づいた。これを受けて、中銀が今後数カ月で利下げに踏み切る可能性があるとの見方が強まった。

通貨ウォンは今年対ドルで約7%下落している。このため早期の利下げを求める政治的圧力が強まる中でも、利下げは先延ばしにされる可能性があるとエコノミストは予想している。

ソシエテ・ジェネラルのエコノミスト、Oh Suk-tae氏は「経済成長の鈍化とインフレ率の低下は短期的な利下げを後押しするが、政策当局者は為替と住宅市場に懸念を抱いている可能性が高い」との見方を示した。

1ドル=1400ウォンに向けたドル/ウォン相場の上昇とソウルのマンション価格の回復は金融政策の様子見スタンスを支持するだろうと述べた。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください