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世界石油需要の伸び、日量100万バレル弱に今年・来年鈍化=IEA

ロイター / 2024年7月11日 19時52分

国際エネルギー機関(IEA)は、今年と来年に世界の石油需要の伸びが日量100万バレル弱に鈍化するとの見通しを示した。伸びに占める中国の割合は経済の苦境で低下するとした。中国浙江省舟山の石油ターミナルでで2022年撮影。(2024年 ロイター/cnsphoto)

[ロンドン 11日 ロイター] - 国際エネルギー機関(IEA)は、今年と来年に世界の石油需要の伸びが日量100万バレル弱に鈍化するとの見通しを示した。伸びに占める中国の割合は経済の苦境で低下するとした。

月次石油リポートによると、第2・四半期の世界需要は前年同期比で日量71万バレル増加し、四半期ベースでは過去1年間で最も低い伸びとなった。

「中国の優位性は薄れている。昨年は世界需要の伸びの70%を占めたが、2024年と25年には40%程度に低下するだろう」という。

IEAの見通しによると、石油需要の伸びは今年が比較的低い日量97万バレルと、先月からほぼ変わらず。来年は日量98万バレルを見込んでいる。

IEAはコロナ禍後の景気回復が世界的に平坦化するにつれて、さえない経済成長、エネルギー効率の向上、電気自動車の台頭が今年と来年の伸びにとって逆風になるとした。

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