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NY外為市場=円、一時157円台に急騰 米CPIの鈍化受け

ロイター / 2024年7月12日 6時3分

ニューヨーク外為市場では、円が対ドルで一時157円台に急騰する場面があった。2023年3月撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic)

[ニューヨーク 11日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、円が対ドルで一時157円台に急騰する場面があった。6月の米消費者物価指数(CPI)が予想外に下落したことを受け利下げ観測が高まり、ドルが弱含む中、政府・日銀が為替介入を実施したとの報道もあった。

円は一時2%以上上昇した。終盤のドル/円は1.81%安の158.75円。序盤には一時、6月17日以来の安値となる157.4円を付けた。

時事通信によると、神田真人財務官は11日夜、財務省内で記者団に対し、為替介入の有無について「何もコメントする立場ではない」と語った。

BofAグローバル・リサーチのG10為替戦略グローバルヘッド、アタナシオス・バンバキディス氏は「これは米CPIの鈍化と市場のドル買い・円売りポジションのスクイーズの反応だと思う」と指摘。「米ドルは全般的に下落したが、こうした動きを背景に対円ではさらに沈んだ」と述べた。

取引終盤、主要通貨に対するドル指数は0.49%安の104.45。一時、104.07と6月7日以来の水準まで下落する場面もあった。

ユーロは0.34%高の1.0867ドル。

取引終盤、ポンドは0.51%高の1.2911ドル。一時、2023年7月27日以来の高値となる1.2947ドルを付けた。

英国立統計局(ONS)が11日発表した5月の国内総生産(GDP)は前月比0.4%増となり、市場予想の0.2%を上回った。これを受け、8月1日に英中央銀行が利下げするとの見方が後退した。

暗号資産(仮想通貨)のビットコインは、0.72%高の5万7821ドル。

ドル/円 NY終値 158.80/158.83

始値 161.54

高値 161.61

安値 157.44

ユーロ/ドル NY終値 1.0865/1.0869

始値 1.0847

高値 1.0899

安値 1.0845

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