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独政府がコメルツ銀株売却開始、CEOは続投しない意向明らかに

ロイター / 2024年9月11日 9時38分

9月10日、ドイツの銀行2位、コメルツ銀行は2025年12月に任期が切れるマンフレッド・クノッフ最高経営責任者(写真)が続投を求めていないことを明らかにした。ベルリンで4月撮影(2024年 ロイター/Liesa Johannssen)

Tom Sims

[フランクフルト 10日 ロイター] - ドイツの銀行2位、コメルツ銀行は10日、2025年12月に任期が切れるマンフレッド・クノッフ最高経営責任者(CEO)が続投を求めていないことを明らかにした。

一方、ドイツ政府は先週に表明していた通り、保有するコメルツ銀株の売却を開始。機関投資家向けに約5300万株を売却し、持ち株比率を16.5%から12%に引き下げるという。

政府は「この取引後もコメルツ銀の筆頭株主であり続ける」と表明。ただ、これまでには段階的な保有株売却の第1歩に過ぎないとも示唆している。

CEOに関するニュースは驚きだった。クノッフ氏は21年にコメルツ銀CEOに就任。抜本的な改革を進め、数千人の雇用と数百の支店を削減し、収益性を回復させた。

同銀のイェンス・バイトマン監査役会議長は、クノッフ氏の決断を残念としつつ、後任者探しに着手すると述べた。

クノッフ氏は「経営陣全員とこの銀行の重要な道を成功裏に切り開くことができたことを誇りに思っている」と表明。今回の決断は家族と共に検討したという。

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