中国からの投資に門戸閉ざさず＝インド外相

インドのジャイシャンカル外相（写真）は１０日にベルリンのイベントで、中国による事業投資に門戸を閉ざしてはいないと述べた上で、投資の分野と条件が問題だと述べた。東京で７月代表撮影（２０２４年　ロイター）

[ニューデリー １０日 ロイター] - インドのジャイシャンカル外相は１０日にベルリンのイベントで、中国による事業投資に門戸を閉ざしてはいないと述べた上で、投資の分野と条件が問題だと述べた。

２０２０年に係争地の北部ヒマラヤ山岳地帯でインド、中国両軍が衝突し、２０人余りが死亡して以来、両国は緊張関係にある。インドは衝突を受けて中国企業による対インド投資への監視を強め、複数の大型プロジェクトを停止した。

しかしシタラマン財務相など複数の政府当局者からは最近、中国からの投資拡大の容認を示唆する発言が相次いでいる。

ジャイシャンカル氏は「われわれは中国からのビジネスに門戸を閉ざしていない。（中略）重要なのは、ビジネスをどの分野で、どのような条件で行うかだ。これは白か黒かでばっさりと判断できるような問題ではない」と述べた。