中国首相、日本の歩み寄りに期待 2国関係の正しい軌道維持へ

　１０月１１日、中国の李強首相は１０日、ラオスの首都ビエンチャンで石破茂首相（写真）と会談し、日本が中国に歩み寄り２国間関係を正しい軌道上に維持することを望むと述べた。写真は１０日、ビエンチャンで撮影（２０２４年　ロイター/Athit Perawongmetha）

[北京 １１日 ロイター] - 中国の李強首相は１０日、ラオスの首都ビエンチャンで石破茂首相と会談し、日本が中国に歩み寄り２国間関係を正しい軌道上に維持することを望むと述べた。中国国営新華社が報じた。

李首相はまた、両国が継続的に対話と協力を強化できることを望むと表明。

産業サプライチェーンの安定と円滑な流れ、世界的な自由貿易体制を共同で守るべきとの考えを示した。

石破氏は中国と協力して、ハイレベルの交流を強化し、あらゆるレベルで対話と意思疎通を活発化し、協議を通じて懸案を解決する用意があると述べた。

岩屋毅外相は９日、就任後初めて中国の王毅外相と電話会談し、中国国内で日本人への襲撃が起きていることや中国の軍事活動について懸念を表明した。