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韓国中銀、0.25%利下げ インフレ鈍化で成長支援へ

ロイター / 2024年10月11日 10時53分

 10月11日、韓国銀行(中央銀行)は、政策金利を0.25%ポイント引き下げ、3.25%とした。写真は韓国中銀。2017年11月、ソウルで撮影(2024年 ロイター/Kim Hong-Ji)

Cynthia Kim Jihoon Lee

[ソウル 11日 ロイター] - 韓国銀行(中央銀行)は11日、政策金利を0.25%ポイント引き下げ、3.25%とした。インフレが目標の2%を下回る中、4年半ぶりに利下げを実施し、インフレ抑制から景気支援に政策の軸足をシフトさせた。

ロイターのエコノミスト調査では37人中34人が利下げを予想していた。

李昌永総裁は0210GMT(日本時間午前11時10分)ごろから記者会見を行う。

韓国国内総生産(GDP)は第2・四半期に減少。個人消費が落ち込んでおり、9月の消費者物価指数(CPI)上昇率は中銀目標を下回った。

住宅市場の過熱と家計債務の増加を巡る懸念が、政策転換を遅らせていたが、ここ数週間の取引鈍化を受け、政策当局者は成長促進に焦点を当てる余地を得た。

アナリストは、不動産価格抑制と家計債務の増加が依然として考慮すべき重要事項となっており、中銀は追加利下げに時間をかけるだろうと指摘する。

ユナイテッド・オーバーシーズ・バンクのアナリスト、ホー・ウエイ・チェン氏は「マクロ経済的には利下げに向けた条件がより明確になりつつあるが、中銀は金融の安定性を考慮し、特に利下げが不動産市場を押し上げる可能性への懸念から慎重に緩和を進めている」と語った。

同氏は0.25%の追加利下げが来年第1・四半期になると予想している。

政策発表を受け、ウォンは対ドルで上昇した。

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