パキスタン南西部の炭鉱、武装勢力が襲撃 少なくとも20人死亡

[クエッタ（パキスタン） １１日 ロイター] - パキスタン南西部バルチスタン州の炭鉱が１１日未明、武装勢力に襲撃され、炭鉱労働者少なくとも２０人が死亡、７人が負傷した。地元警察が明らかにした。

襲撃されたのは同州の州都クエッタの東に位置する民間の小規模な炭鉱。武装勢力は重火器で炭鉱労働者を襲撃した。炭鉱もロケット弾と手榴弾で攻撃を受けた。

犯行声明は出ていない。

バルチスタン州では同州の独立を要求する分離主義武装勢力「バロチ解放軍（ＢＬＡ）」が長年にわたって政府と対立。ＢＬＡはパキスタン政府が同州の資源を不当に搾取していると主張している。

同国では今週、南部カラチの国際空港付近で爆発があり、中国人２人が死亡。ＢＬＡが中国人を標的にしたとの犯行声明を出した。ＢＬＡはパキスタン政府による搾取を中国が手助けしていると非難している。