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ボーイング、労働組合の不当行為申し立て 不誠実な交渉姿勢批判

ロイター / 2024年10月11日 13時36分

 米航空機大手ボーイングは10日、ストライキ中の西海岸工場従業員を代表する労働組合、国際機械工労組(IAM)が会社側と誠意ある交渉を行っていないとして、労使関係の事案を所管する全国労働関係局(NLRB)に組合による不当な労働行為を申し立てたと明らかにした。写真はワシントン州レントンの同社生産施設前でピケを張る労働者ら。9月撮影(2024年 ロイター/David Ryder)

[ワシントン 10日 ロイター] - 米航空機大手ボーイングは10日、ストライキ中の西海岸工場従業員を代表する労働組合、国際機械工労組(IAM)が会社側と誠意ある交渉を行っていないとして、労使関係の事案を所管する全国労働関係局(NLRB)に組合による不当な労働行為を申し立てたと明らかにした。

ストは5週間目に入ったが合意のめどは立っていない。ボーイングは今週も連邦調停官を交えて協議をしたが、最新の賃上げ案を撤回したと8日発表した。

ボーイングはNLRBに提出した文書で、同社の提案内容を組合幹部が組合員に誤って伝え、交渉担当者を交渉に応じさせなかったと批判。組合が「不誠実な交渉パターン」を取っており、その「公的な説明は誤解を招き、従業員のために解決策を見つけることを困難にしている」と述べた。

ブティジェッジ運輸長官は10日、航空機の生産に及ぼす影響を考えると、スト解決の重要性が増していると指摘。「解決策は労働者を支援すると同時にビジネスを成功させるものになる。われわれは、この二つが完全に両立し、合意可能と考えている」と記者団に述べた。

9日、下院民主党議員30人がボーイングのケリー・オートバーグ最高経営責任者(CEO)とIAMに宛てた書簡で早期の合意に向け誠実な交渉を求めた。

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