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印TCS、7-9月純利益予想に届かず 北米市場の減収響く

ロイター / 2024年10月11日 13時39分

Sai Ishwarbharath B

[ベンガルール 10日 ロイター] - インドのタタ・コンサルタンシー・サービシズ(TCS)が10日、同国ITサービス大手の先陣を切って7─9月期決算を発表した。

純利益は1190億9000万ルピー(14億2000万ドル)と前年同期比5%増加したが、LSEGのデータに基づくアナリスト予想平均の1250億2000万ルピーには届かなかった。

収入全体の半分近く占める北米市場での売上高が2.1%減と4四半期連続の落ち込みとなったことが響いた。

受注案件の総額は86億ドル。前期の83億ドルから増えたものの、前年同期の112億ドルを下回った。アナリストの間ではITサービスの顧客が裁量的なプロジェクト向けの支出に消極的な姿勢を表しているとの見方が示された。

クリチバサン最高経営責任者(CEO)も「過去数四半期にわたる(顧客の)警戒的なトレンドが7─9月にも引き続き顕在化した」と述べた。

7─9月の連結売上高は7.7%増の6425億9000万ルピー。アナリスト予想は6409億3000万ルピーだった。

タタ・グループ元会長ラタン・タタ氏死去に伴って、TCSは記者会見とメディアインタビューを中止した。同氏は2004年にTCSを上場させる上で大きな役割を果たした。

来週は同業のインフォシスとウィプロ、HCLテックが決算発表を予定している。

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