午後3時のドルは153円半ば、持ち高調整で円じり安 米休場前に薄商い
ロイター / 2024年11月11日 15時54分
11月11日 午後3時のドル/円は、前週末ニューヨーク市場の終盤からドル高/円安の153円半ばで取引されている。写真は1ドル紙幣で、2021年11月撮影(2024年 ロイター/Murad Sezer)
Shinji Kitamura
[東京 11日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前週末ニューヨーク市場の終盤からドル高/円安の153円半ばで取引されている。きょうは米国が休場で、日中から様子見ムードが強まる中、持ち高調整的な円売りが支えになったという。
週明けのドルは、朝方の152円後半からじり高展開が続き、午後には153円半ばまで上昇。前週末8日海外で進んだドル安/円高を帳消しにする切り返しを見せ、7日夜以来の水準へ反発した。
同時にクロス円の底堅さが目立ち、 豪ドルが朝方の100円半ばから101円前半へ、ユーロも163円後半から164円半ばへ上昇した。円はその他の通貨に対しても売りが優勢で、値動きは小幅ながら、ほぼ全面安となった。
もっとも、新たな円売りの手掛かりは特段見当たらず、市場では一部実需のドル買いに加えて「前週末に円高が進行した反動で、持ち高調整的な売り戻しが出ている」(国内証券アナリスト)ことが、薄商いの下で円が値を消す要因になったとの声が聞かれた。
米ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁が米時間10日夜、12月連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利下げを想定しているとしつつ、実際のデータを見定める必要があると発言したことが、ドル買いにつながったとの見方もあった。しかし、ドルは対ユーロで1.07ドル前半、豪ドルで0.65ドル後半でほぼ横ばいだった。
<米大統領選前に投機が円売り>
米商品先物取引委員会(CFTC)が発表したIMM通貨先物の非商業(投機)部門の取組状況によると、11月5日時点の円売り規模は4.4万枚と前週の2.4万枚からほぼ倍増し、8月以来の高水準へ膨らんでいたことが明らかになった。ドルは米大統領選後の7日、3カ月ぶり高値となる154円台まで上昇した。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 153.52/153.53 1.0717/1.0718 164.54/164.55
午前9時現在 152.91/152.92 1.0713/1.0714 163.80/163.83
NY午後5時 152.63/152.65 1.0718/1.0719 163.58/163.63
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1「103万円の壁」見直しに宮城知事「私が総理なら首を縦に振らない」「立ちどころに財政破綻」
読売新聞 / 2024年11月13日 23時13分
-
2高知など13日は全国42の地点で夏日に…猛暑が去ったのにキュウリが3倍近くの価格になり食卓に打撃 一体なぜ?
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年11月13日 19時47分
-
3“大型セール”ブラックフライデー始まる、驚きの96円グルメも登場、旅行もお得に【Nスタ解説】
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年11月13日 21時44分
-
4【独自】住民税非課税世帯に3万円検討 子1人2万円上乗せも、物価高で
共同通信 / 2024年11月13日 21時42分
-
5星野リゾート、総スカン「大学1年でも内定」の意義 学生や採用担当者には不評だが隠された意図がある?
東洋経済オンライン / 2024年11月14日 9時20分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください