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中国、台湾の「分離主義」活動を静観せず 国家主権保護へ措置

ロイター / 2024年12月11日 14時54分

 中国政府で台湾政策を担当する国務院台湾事務弁公室は11日、台湾の「分離主義」勢力が独立を目指して外部勢力と結託するのを政府は静観しないと述べた。写真は中国と台湾の旗。昨年4月撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic)

[北京/台北 11日 ロイター] - 中国政府で台湾政策を担当する国務院台湾事務弁公室は11日、台湾の「分離主義」勢力が独立を目指して外部勢力と結託するのを政府は静観しないと述べた。

朱鳳蓮報道官は北京での定例会見で、軍事活動の活発化について問われた際、中国当局は「台湾の分離主義勢力が外部勢力と結託する傾向を非常に警戒している」と述べた。

「我々は絶対に事態を放置しない。国家主権と領土保全を断固として保護し、台湾海峡の平和と安定を守り、両岸同胞の根本的利益を守るために必要な措置を講じる」と強調した。ただ、演習が行われているかどうかは明言しなかった。

台湾国防省は11日、過去24時間に台湾周辺で軍用機53機が航行しているのを確認したほか、海軍艦艇11隻と「公用」船舶8隻も確認したと発表した。

台湾軍は9日、中国が7つの航空予備区域を設置し、海軍艦隊と沿岸警備隊の船舶を台湾周辺海域に派遣したことを受け、緊急対応センターを設置し、警戒態勢を強めたと明らかにした。

台湾の安全保障担当高官は、中国の活動に関する政府の評価について会見で、中国軍が現在の海上作戦を計画して展開するのに70日近くかかったとし、米国のトランプ次期大統領とその同盟国に向けて政治的なメッセージを送る意図があると指摘した。

ある当局者は匿名を条件に「中国はレッドラインを引いて、ホワイトハウスの新指導者に権力を行使しようとしている」と指摘。海が荒れやすいこの時期に中国がこれほどの規模の海上作戦を展開するのは「極めて異例」だと述べた。

中国が演習を公表していないことについて台湾政府は、今週と来週に開催される台湾のビジネスマンや政治家が参加する主要行事への影響を抑えようとしているためと推測している。当局者が明らかにした。

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