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午後3時のドルは151円半ばで小幅安、米CPI前に神経質な値動き

ロイター / 2024年12月11日 15時33分

 12月11日 午後3時のドルは151円半ばと、前日ニューヨーク市場の終盤に比べ小幅ドル安/円高で推移している。写真は1ドル紙幣で、2021年11月撮影(2024年 ロイター/Murad Sezer)

[東京 11日 ロイター] - 午後3時のドルは151円半ばと、前日ニューヨーク市場の終盤に比べ小幅ドル安/円高で推移している。前日の海外市場で2週間ぶり高値となる152円台へ上昇したことを受け、実需や短期筋などから調整売りが出たという。注目の米消費者物価指数(CPI)発表を前に、神経質な値動きとなった。

東京市場は前日海外とは一転、ドルがじり安となった。市場筋によると、仲値公示に向けて実需や短期筋の円買いが目立ったという。SBIリクイディティ・マーケットの上田真理人・金融市場調査部長は「CPIを前に神経質になっている。前日にドルを買い過ぎた向きが調整している」とみていた。

来週の日銀決定会合に対する警戒感が、一段の円売りに歯止めをかけたとの見方もあった。「日銀会合まで1週間あり、日銀短観などの発表も残っている。まだ警戒が強い」と、あおぞら銀行の諸我晃チーフマーケットストラテジストは話した。

日本の金利先物市場は、12月の利上げ確率を依然3割程度織り込んでいる。

<米中小企業の楽観指数が44年ぶり上昇幅、前日の米金利高けん引か>

前日海外でドル高と米金利高が進行した一因として、市場では、米国で発表された中小企業の楽観度指数が、44年ぶりの大幅な伸びとなったことを挙げる声が出ていた。

中小企業の業界団体である全米独立事業者協会(NFIB)によると、11月の楽観度指数は101.7と、21年6月以来3年半ぶりの水準へ急上昇。前月比のプラス幅は8.0ポイントと、1980年7月以来、約44年ぶりの大きさとなった。

NFIBチーフエコノミストのビル・ダンケルバーグ氏は、同月に行われた大統領選でトランプ氏が勝利したことが「経済政策の大きな転換を示し、小規模事業者の楽観的な見通しを大きく高めた」と分析していた。

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 151.73/151.77 1.0523/1.0525 159.70/159.72

午前9時現在 151.82/151.86 1.0530/1.0533 159.90/159.91

NY午後5時 151.94/151.97 1.0526/1.0529 159.97/159.99

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