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自動車総連、賃金改善分として1万2000円の水準要求=25年春闘方針

ロイター / 2024年12月11日 18時38分

Kentaro Sugiyama

[東京 11日 ロイター] - 自動車関連の労働組合で組織する自動車総連は11日、2025年春闘で賃金改善分(いわゆるベースアップ相当)として月額1万2000円の水準を念頭に要求する方針を表明した。中小組合の賃金底上げや、すべての年代での実質賃金の低下を防止するとしている。具体的な数字を提示するのは18年春闘以来7年ぶりとなる。

同日の中央執行委員会で取り組み方針を確認。25年1月9日に開く中央委員会で正式決定する。

自動車総連は1027組合が加盟、78万人超で構成されている。同総連に加盟する300人未満の所定内賃金平均24万4714円を基準とすると、1万2000円の引き上げは4.9%の賃上げとなる。

最近の春闘では企業間の規模間格差などが問題となっており、サプライチェーン(供給網)全体で取引の適正化を進めていくことが求められている。金子晃浩会長は同日の説明会で、具体的な数字を示したことについて「これまで要求に踏み切れなかった中小組合が堂々と要求できるよう背中を押す意味も込めた」と説明した。

労働組合の全国中央組織、連合は25年春闘について、ベアと定期昇給(定昇)を合わせて5%以上の賃上げ、中小組合は格差是正分1%以上を加えて1万8000円以上・6%以上を目安とする方針を示している。電機、鉄鋼、自動車など5つの産業別労働組合でつくる金属労協は、25年春闘で過去最大となる月額1万2000円以上のベアを要求する。

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