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デンマークがグリーンランドで警戒強化、トランプ氏が購入に関心で

ロイター / 2025年1月12日 8時15分

 トランプ次期米大統領がデンマーク自治領グリーンランドを米領土に取り込みたいと表明したことに関連し、デンマーク政府はグリーンランドでの軍事的プレゼンスを強化するため、北極調査船2隻の購入と犬ぞりによるパトロールの増強を提案した。写真はグリーンランドで2021年9月撮影(2025年 ロイター/Hannibal Hanschke)

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Jacob Gronholt-Pedersen Stine Jacobsen

[コペンハーゲン 10日 ロイター] - トランプ次期米大統領がデンマーク自治領グリーンランドを米領土に取り込みたいと表明したことに関連し、デンマーク政府はグリーンランドでの軍事的プレゼンスを強化するため、北極調査船2隻の購入と犬ぞりによるパトロールの増強を提案した。現地メディアが10日に報じた。

同国政府はさらに、グリーンランド西部にある元米軍基地のカンゲルルススアーク空港を改修し、F35戦闘機の離着陸を可能にする意向を示しているという。

デンマークはすでに、長距離ドローンによる北極圏と北大西洋での監視と情報収集を強化するため4億ドルを計上している。

同国はグリーンランドの安全保障と防衛を担当しているが、グリーンランドは広大な島であり、軍事力は限られている。老朽化した査察船4隻、ボンバルディア製偵察機「チャレンジャー」1機、12の犬ぞりパトロール隊が任務に当たっているが、いずれもフランス国土の4倍に相当する面積を監視している。

グリーンランドのパトロールに犬ぞりを使用する伝統は第2次世界大戦にまで遡り、デンマーク海軍の専門部隊によって行われていた。

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