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NY外為市場=ドル下落、FRB議長発言やトランプ関税巡る懸念で

ロイター / 2025年2月12日 7時7分

終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが下落した。2022年4月撮影(2025年 ロイター/Maxim Shemetov)

[ニューヨーク 11日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが下落した。利下げを急ぐ必要はないというパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の発言が材料視された。市場はまた、トランプ大統領の関税政策を巡りより具体的な情報を待っている。

パウエルFRB議長は11日、上院銀行委員会で証言し、利下げを急ぐ必要はないと再表明した。経済は「総じて堅調」で失業率は低く、インフレはFRBの目標である2%を依然上回っていると述べた。  

マネックスUSAのFXトレーダー、ヘレン・ギブン氏は、「パウエル氏の発言は非常に保守的で、サプライズを与えないよう努めている」と指摘した。さらに、トランプ氏の関税政策を受けて過去2週間、ボラティリティーが高まっているとしつつも、実際に発動されるかは不明で、「誰もが様子見モードだ」と述べた。

先物市場が織り込むFRBによる年内の利下げ幅は計36ベーシスポイント(bp)と、パウエル議長の発言前からほぼ変わらず。これは25bpの利下げが1回で、2回目の利下げの確率が低いことを示唆している。

主要通貨に対するドル指数は0.37%安の107.96となった。

トランプ大統領は10日、鉄鋼とアルミニウムに対する関税を大幅に引き上げ、一律25%とし、主要供給国のカナダ、メキシコ、ブラジルなどへの適用除外措置と無関税枠を撤回したほか、米国製品に関税を課す全ての国に対する相互関税を今後2日間で発表すると明らかにした。

欧州連合(EU)はこれに「断固とした相応の対抗措置」で対応すると言明した。

ユーロは0.49%高の1.0357ドル。

カナダドルは0.14%高の1米ドル=1.43カナダドルとなった。

米国鉄鋼協会のデータによると、米国の鉄鋼輸入の最大の供給源はカナダ、ブラジル、メキシコで、韓国とベトナムがそれに続く。

円は対米ドルで0.3%安の1ドル=152.45円。

豪ドル/米ドルは0.29%高の0.6293米ドル。

トランプ大統領は11日、鉄鋼・アルミニウム関税の対象からオーストラリアを除外する可能性を検討する考えを示した。豪州に対する貿易収支が黒字であることを考慮するとした。

暗号資産(仮想通貨)のビットコインは2.26%安の9万5204.76ドル。

ドル/円 NY終値 152.48/152.50

始値 152.34

高値 152.60

安値 152.23

ユーロ/ドル NY終値 1.0360/1.0363

始値 1.0321

高値 1.0380

安値 1.0317

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