現金利水準はFRBのインフレ目標達成に寄与=NY連銀総裁
ロイター / 2025年2月12日 6時56分
米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は11日、現在の短期金利水準はインフレ率を米連邦準備理事会(FRB)の目標である2%に戻すのに寄与するとの見解を示した。2024年5月撮影(2025年 ロイター/Andrew Kelly)
Michael S. Derby
[ニューヨーク 11日 ロイター] - 米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は11日、現在の短期金利水準はインフレ率を米連邦準備理事会(FRB)の目標である2%に戻すのに寄与するとの見解を示した。追加利下げの見通しについては言及しなかった。
ウィリアムズ総裁はニューヨーク市のペース大学で行った演説の中で、「金融政策は最大限の雇用と物価安定を達成するのに十分対応できる」と述べた。「緩やかに制約的な政策姿勢は、堅調な経済成長と労働市場の状況を維持しながら、インフレ率2%への回帰を支えるはずだ」とした。
一方、経済見通しは政府の政策の影響もあり不透明だと指摘。「特に財政や貿易、移民、規制政策を巡って経済見通しが依然として非常に不確実であることに留意が必要だ」とも述べた。
ウィリアムズ総裁は、経済状況について楽観的な見通しを示し、インフレ圧力はさらに弱まると自信を示した。今年のインフレ率は2.5%前後になると予想しており、2%の目標は「今後数年で」達成されるだろうと見通した。
今年の失業率については4%─4.25%で推移すると予想。今年と来年の経済成長率は約2%との見通しを示した。
労働市場については「良好なバランスを保っている」とし、賃金上昇は生産性率と2%のインフレ率と整合的な水準で推移していると述べた。
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