米、イラン元当局者の制裁解除 「核合意と無関係」
ロイター / 2021年6月11日 9時30分
6月10日、米政府はイラン産石油化学製品の取引に関与した企業2社と元イラン政府当局者3人に対する制裁を解除したと発表した。ウィーンで開かれた協議の会場で4月撮影。EU代表団提供(2021年 ロイター)
[ワシントン 10日 ロイター] - 米政府は10日、イラン産石油化学製品の取引に関与した企業2社と元イラン政府当局者3人に対する制裁を解除したと発表した。米政府当局者は、イラン核合意の再建に向けた協議とは無関係で、通常の手続きという認識を示した。
ただ、米政府が妥当と判断すれば制裁を解除する用意があることを示している可能性もある。
米財務省は声明で、同省の外国資産管理局(OFAC)と米国務省が制裁を解除したと発表。制裁対象の「行動や状況の変化を確認」したことを受けた措置だとし、「そうした変化があった場合に制裁を解除するという米政府のコミットを示している」と説明した。
財務省報道官は元当局者3人について、もはやイラン政府と関連のある組織の役職に就いておらず、制裁を維持する理由がないとした。
原油市場では一時、イランの石油当局者に対する制裁が解除されたと示唆する報道を受けて価格が急落する場面もあった。
ただ、ある米当局者は匿名を条件に「財務省の通常業務における決定であり、核合意とは全く関係ない」と述べた。
米国とイランの当局者は核合意再建に向けた間接協議を今週末にウィーンで再開する。
国務省のプライス報道官は協議について記者団に対し「前進を遂げているが、課題も残る。大きな問題でなお溝がある」と述べた。
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1ウクライナ和平「就任初日」公約は誇張、トランプ氏側近が認める
ロイター / 2025年1月15日 18時7分
-
2尹氏支持者「恥かかせる目的」と憤り=公邸前、拘束賛成派は歓喜―韓国
時事通信 / 2025年1月15日 20時29分
-
3韓国大統領、取り調べで沈黙守る 録画も拒否=捜査当局
ロイター / 2025年1月15日 19時41分
-
4ロシアがウクライナのエネルギーインフラに大規模攻撃 報復か、ゼレンスキー氏が非難
産経ニュース / 2025年1月15日 20時15分
-
5強引手法で支持率急降下の韓国野党、「フェイクニュースのせいだ」と取り締まりの意向
読売新聞 / 2025年1月15日 21時41分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください