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ローマ教皇のウクライナ交渉提案「理解できる」=ロシア大統領報道官

ロイター / 2024年3月12日 4時30分

ロシアのペスコフ大統領報道官は11日、ローマ教皇フランシスコがウクライナにロシアと和平交渉を始めるよう促したことについて、「極めてよく理解できる」と述べた。 (2024年 ロイター/Sergei Karpukhin)

Guy Faulconbridge Andrew Gray

[モスクワ/ブリュッセル 11日 ロイター] - ロシアのペスコフ大統領報道官は11日、ローマ教皇フランシスコがウクライナにロシアと和平交渉を始めるよう促したことについて、「極めてよく理解できる」と述べた。

ペスコフ報道官は記者団に対し「ローマ教皇が交渉に賛成する発言を行ったことは良く理解できる」とし、プーチン大統領はこれまでもロシアは和平交渉に前向きだと繰り返し表明してきたが「残念ながら、ローマ教皇の発言も、ロシア側の度重なる発言も完全に拒否されている」と語った。

ローマ教皇フランシスコは先月に収録されたインタビューで、ウクライナは「白旗の勇気」を見せてロシアとの戦争を終結させるための交渉を行うよう促した。

これに対しウクライナは反発。ゼレンスキー大統領は教皇による「事実上の仲介」としたほか、クレバ外相はロシアに決して屈服しないと強調した。

北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長もこの日のロイターのインタビューで「今はウクライナによる降伏について語るときではない」とし、交渉には戦場での強さが反映されるため、「ウクライナに対する軍事支援が交渉による永続的な平和的解決に至る道となる」と語った。

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