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イタリアの15年債、500億ユーロを超える応募 利回り過去最低

ロイター / 2020年2月12日 10時47分

[ローマ 11日 ロイター] - イタリア政府が11日に起債した15年債に500億ユーロ(550億ドル)を超える応募があった。

同国では先月起債した30年債にも記録的な応募があり、利回りが過去最低水準に低下している。マイナス金利下で投資家の需要が増していることが背景だ。

15年債は発行額90億ユーロ、発行利回りは過去最低の1.49%。スペインの15年債利回りは0.7%となっている。

ウニクレディトのストラテジスト、Luca Cazzulani氏は「イタリアのイールドカーブは基本的に安定している。新発債はあまり重しになっておらず、市場が適切な規模だと考えていることが浮き彫りとなった」とし「この時期は投資家が依然として投資機会を探っている」と述べた。

イタリア政府が1月に起債した30年債は、発行額70億ユーロに対し約450億ユーロの応募があった。全体の68%を外国人が購入した。

イタリアでは、欧州連合(EU)寄りの中道左派政権が誕生して以降、資金調達コストが低下している。

ある幹事金融機関の関係者は「イタリアで早期に選挙があるのではないかと見方も出ていたが、そうした観測は後退しているようだ」とし「イタリア債の利回りは他のユーロ圏債に比べてかなり魅力的だ」と述べた。

大半のユーロ圏国債は利回りがマイナスとなっている。

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