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独アリアンツ、第1四半期は29%減益 新型コロナ響く

ロイター / 2020年5月12日 15時22分

[フランクフルト 12日 ロイター] - 独保険大手アリアンツ が12日発表した第1・四半期決算は、純利益が29%減となった。新型コロナウイルス流行が響いた。

同社は先月末に公表した暫定決算で大幅減益を予告し、通期の業績目標を撤回していた。

アリアンツを含む欧州の保険各社は、新型コロナによる企業活動の停止やイベントの中止で保険支払い請求が増える一方、自動車・旅行保険の需要が低迷しているとして事業見通しに懸念を示している。

純利益は14億ユーロ(15億1000万ドル)と、前年同期の20億ユーロから減少。

ジュリオ・テルザリオル最高財務責任者(CFO)は「新型コロナ感染症は損保部門の事業環境を悪化させた」と指摘した。

損保事業の収益力を示す「コンバインドレシオ」は97.8%と、前年同期から4.1%ポイント上昇(悪化)した。同比率は保険金の支払額と事業経費の合計が保険料収入に占める割合で、100を下回れば利益が出ていることになる。

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