インド、新型コロナ感染者急増 ロックダウン再導入の可能性
ロイター / 2020年6月12日 20時4分
6月12日、インドでは新たに確認された新型コロナウイルス感染者数がこれまでで最多となり、累計感染者数は英国を抜いて世界4番目となった。コルカタで撮影(2020年 ロイター/Rupak De Chowdhuri)
[ニューデリー/ベンガルール 12日 ロイター] - インドでは12日に新たに確認された新型コロナウイルス感染者数がこれまでで最多となり、累計感染者数は英国を抜いて世界4番目となった。今週解除されたばかりのロックダウンが再び導入される可能性が出てきた。
インド政府は今週、70日近くに及ぶロックダウンを解除し、公共交通機関の大半の運行、商業施設の営業再開を許可した。公衆衛生の当局者からは感染の収束は数週間先との指摘が出ていたが、経済立て直しを優先し、規制を解除した。
保健省によると、感染者数は前日から1万0956人増加した。
政府の感染対策タスクフォースの代表、VKポール博士は会見で、「まだ感染が広がりやすい状況にある。ウイルスとの戦いは数カ月続くだろう」と述べた。
ロイターの集計で累計感染者数は29万7535人となり、英国を抜いて4位となった。
死者数は8498人。インド政府当局者は、13億人という人口を考えると、死者は抑えられているとしている。英国の死者は4万1000人強だ。
首都ニューデリーにあるインド最大級のモスク、ジャーマー・マスジッドは、月末まで行事を中止する。
経済団体の幹部は、ニューデリーの店舗は再び営業停止になる可能性があると述べた。
最高裁判所は、医療崩壊状態の病院で患者が悲惨な状況に置かれているとして、首都当局に報告を求めた。政府は、現在1万1000床のニューデリーの病床数を来月末までに8万床に増やす必要があるとしている。
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