米最高裁判事に指名のバレット氏、12日から上院司法委で公聴会
ロイター / 2020年10月12日 10時34分
トランプ米大統領が連邦最高裁判所判事に指名したエイミー・バレット氏の上院司法委員会の公聴会が12日から行われる。同氏は公聴会で、個人的見解ではなく、法律に基づき各事例を扱うと説明する。写真は米議会議事堂内でのバレット氏。2020年9月29日に撮影。(2020年 ロイター/プール経由)
[ワシントン 11日 ロイター] - トランプ米大統領が連邦最高裁判所判事に指名したエイミー・バレット氏の上院司法委員会の公聴会が12日から行われる。同氏は公聴会で、個人的見解ではなく、法律に基づき各事例を扱うと説明する。同氏の事前原稿が11日に公表された。
上院司法委員会は12日から4日間の日程で公聴会を開く。その後10月中に上院本会議で採決を行う予定で、過半数の賛成票を得ると指名が承認される。
バレット氏は12日に冒頭陳述を行い、13─14日に議員からの質問が予定されている。
バレット氏は声明で、他の8人の判事と共に最高裁判事を生涯に渡り務めることは光栄だとし、どのように各事例に取り組んでいるかを説明した。
「ある事例解決に向けた意見を書く時、敗訴当事者の観点で全ての言葉を読む。仮に、自分の子供の1人が、私が不利な判決を下そうとしている当事者だった場合、私はどのように判決を捉えるかを自身に問いかける」と述べた。
バレット氏が承認されれば、最高裁判事は保守派6人、リベラル派が3人になる。そうなれば、人工妊娠中絶や銃の保有権利などの問題で保守派寄りの判断が下される可能性が高まる。
リンゼー・グラム米上院司法委員長は10月22日に同委員会で採決を行い、その後月末までには上院本会議で採決を行う考えを示している。
グラム氏は11日、フォックスニュースとのインタビューで、バレット氏の承認手続きを大統領選挙までには問題なく終えることができるとの見方を示した。
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