年内のQE縮小開始を期待=米ダラス地区連銀総裁

ロイター / 2021年1月12日 11時6分

米ダラス地区連銀のカプラン総裁は11日、新型コロナウイルスワクチンの接種が進むことで今年は力強い経済成長が見込まれると述べ、米連邦準備理事会(FRB)による異例の金融支援の一部解除開始が可能になるとの見方を示した。写真は2019年10月撮影(2021年 ロイター/Ann Saphir)

[11日 ロイター] - 米ダラス地区連銀のカプラン総裁は11日、新型コロナウイルスワクチンの接種が進むことで今年は力強い経済成長が見込まれると述べ、米連邦準備理事会(FRB)による異例の金融支援の一部解除開始が可能になるとの見方を示した。

総裁はネットで開催された討論会で「このパンデミック(世界的な大流行)をしのいだと確信できるまでは、できる限り積極的な姿勢を維持すべき」とした上で、FRBの資産買い入れ策の「適切な縮小時期について、年内にも議論できるようになるのではないか」と語った。

FRBは現在、月1200億ドル相当の米国債・モーゲージ担保証券(MBS)を購入しており、完全雇用と物価安定というFRBの目標に向けて一段の「大幅な」前進がみられるまでは、現在のペースの量的緩和(QE)を続ける方針を示している。

総裁は、新型コロナの感染拡大に伴い今後数カ月は厳しい状況が見込まれるものの、米経済は第1・四半期にプラス成長となり、2021年通年では5%成長になるとの見通しを示した。失業率は現在の6.7%から、年末までには4.5─4.75%に改善するとの見方を示した。

総裁は、この予想が正しければ、経済はFRBの雇用と物価目標に向けて「大幅に前進したことになり」、債券買い入れプログラムの縮小条件を満たすと指摘。

「このような異例の措置、異例の刺激策を解除することは、米経済と市場にとってより健全だ」と主張した。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング