仏ルノー、2020年の世界販売は21.3％減 コロナ感染拡大で

　１月１２日、フランスの自動車大手ルノーは、２０２０年の世界販売台数が２１．３％減の２９５万台になったと発表した。パリ郊外で２０２０年６月撮影（２０２１年　ロイター/Benoit Tessier）

［パリ　１２日　ロイター］ - フランスの自動車大手ルノーは１２日、２０２０年の世界販売台数が２１．３％減の２９５万台になったと発表した。新型コロナウイルス感染拡大が影響した。

全メーカーの世界販売台数１４．２％減に比べ、減少幅は大きかった。

グループ全体の販売は、欧州で２５．８％減、中国で１３．３％減、ユーラシアで０．７％減。

一方、電気自動車の販売は１０１．４％増と大幅に増加し、１１万５８８８台だった。

同社は１４日に経営戦略を発表する予定。引き続き、販売台数よりも利益率を追求する方針を示している。ルカ・デメオ最高経営責任者（ＣＥＯ）は声明で「２０２１年は２０１９年よりも高水準の受注でスタートし、在庫減と販売価格の上昇が全車種でみられている」と述べた。