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米政権、州に割当のワクチン配布量変更せず ミシガン州は増量要請

ロイター / 2021年4月13日 4時40分

[ワシントン 12日 ロイター] - 米ホワイトハウスは12日、新型コロナウイルスの感染状況が深刻化しているミシガン州に検査や治療薬などの追加配布を行う用意があるとしつつも、同州が要請するワクチンの配布増量については確約しなかった。

ミシガン州のウィットマー知事(民主党)は、同州での感染者急増に対応するため、同州に割り当てられたワクチン量を増加するよう連邦政府に要請。しかし、バイデン政権との密接な関係にも関わらず、要請は退けられた。

ホワイトハウス新型コロナ対策本部のアドバイザー、アンディ・​スラビット氏は「ミシガン州で広がっている変異株が今後2─6週間後に他州でも確認されるという事実に留意する必要がある」と強調。各州が連邦政府によって割り当てられたワクチン全量を入手することを確実にするよう尽力してるとしつつも、「もぐらたたき」のように感染状況が悪化した州に供給をシフトさせることは、政権や科学者の公衆衛生戦略に沿っていないと述べた。

米疾病対策センター(CDC)のワレンスキー所長も「今後、他州でもワクチンが必要となる可能性がある」と強調。ワクチン増量がミシガン州の問題の解決にはつながらないとし、感染拡大抑制に向けた「基本に立ち返る」ことや封鎖措置が必要になるとの見方を示した。

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