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年限20年超の米国債ETFに資金流入、利回り低下受け

ロイター / 2021年7月12日 10時51分

ブラックロックのiシェアーズ米国債20年超上場投資信託(ETF) に8日までの3週間で14億ドルの資金が流入した。写真はドル紙幣、2020年5月撮影(2021年 ロイター/Dado Ruvic)

[9日 ロイター] - ブラックロックのiシェアーズ米国債20年超上場投資信託(ETF) に8日までの3週間で14億ドルの資金が流入した。最近の米国債価格の急上昇(利回りは低下)が資金流入につながったとみられる。

このうち、約4億4700万ドルが過去1週間に流入した。

ブラックロックのiシェアーズ債券投資ストラテジスト、Dhruv Nagrath氏によると、一方で残存期間7─10年の米国債ETFからは3週間で5億4700万ドルが流出。「市場は引き続き経済再開を織り込んでおり、リスクバランスは利回り上昇に傾いている」という。

米国債は年初に急落したが、ここ数週間に上昇しており、10年債利回りは8日の取引で1.25%まで低下した。

Nagrath氏は、最近のブレーク・イーブン・インフレ率の低下を受けて、年限の短い物価連動国債(TIPS)への資金流入が拡大していると指摘。TIPSのETFには年初から77億ドルが流入した。

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