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豪健全性規制庁、マイナス金利対応策の策定を銀行に指示

ロイター / 2021年7月12日 13時26分

[シドニー 12日 ロイター] - オーストラリア健全性規制庁(APRA)は12日、国内銀行に対し、金利がゼロやマイナスになる可能性に備え、2022年4月までに対応策をまとめるよう指示した。

金利がゼロ以下に低下した場合、「業務上の課題」が一部で発生し得ることが銀行側との協議で明らかになったという。

豪準備銀行(RBA)は、政策金利がマイナスになる可能性は極めて低いと繰り返し表明しているが、APRAは「金融市場で決まる他の金利がゼロ以下に下がる可能性は常に存在する」とし、銀行に対し、そうしたシナリオに備える「妥当な措置」を講じるよう求めた。

APRAは「少なくとも、市場金利と政策金利がゼロ以下になった場合に採用する戦術的な解決策を2022年4月30日までに編み出すよう」要請。「戦術的な解決策は、通常、短期的な対応策だ」と述べた。

「ゼロ金利やマイナス金利に対する準備ができていないければ、重大なリスクとなる。リスク管理、ヘッジ、業務プロセス、契約、金融商品開示、IT、会計システムなどに重大な影響が出る可能性があるためだ」としている。

銀行側はAPRAとの協議で、通常トレジャリーシステムで扱う金融商品の金利がゼロ以下になった場合への対応は十分にできているが、リテールの融資や預金商品などで金利がゼロ以下になった場合、「業務上の課題」が生じると報告した。

同国の政策金利は過去最低の0.10%。短期国債利回りは先月、初めてマイナスに落ち込んだ。

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