ＣＯＶＡＸ向けに中国2社のコロナワクチン調達＝ＧＡＶＩ

途上国のワクチン普及を支援する国際組織「​ＧＡＶＩワクチンアライアンス」は１２日、公平な分配を目指す国際的枠組み「ＣＯＶＡＸ」向けに、中国の科興控股生物技術（シノバック・バイオテック）と中国医薬集団（シノファーム）から最大５億５０００万回分の新型コロナウイルスワクチンを調達する事前契約に調印した。 写真は３月１５日撮影（２０２１年　ロイター/Feisal Omar）

［ジュネーブ　１２日　ロイター］ - 途上国のワクチン普及を支援する国際組織「​ＧＡＶＩワクチンアライアンス」は１２日、公平な分配を目指す国際的枠組み「ＣＯＶＡＸ」向けに、中国の科興控股生物技術（シノバック・バイオテック）と中国医薬集団（シノファーム）から最大５億５０００万回分の新型コロナウイルスワクチンを調達する事前契約に調印した。

内訳はシノファーム製が最大１億７０００万回分、シノバック製が最大３億８０００万回分。２０２２年央までに調達する。どの国に供給されるかについては明らかにしなかった。

タイやインドネシアなど一部の国では免疫効果を高めるために、１回目の接種にシノバック製ワクチンを受けた人に対し、２回目は別のワクチンを利用する動きが出ている。ＧＡＶＩは同ワクチンの有効性に関して懸念を抱いているかについて、コメントを控えた。