英小売売上高、9月はさらに伸び鈍化 燃料懸念が影響=業界団体
ロイター / 2021年10月12日 9時14分
英小売協会(BRC)が10月12日発表した9月の小売売上高は前年比0.6%増で、8月の3.0%増からさらに鈍化した。ロンドン中心部のオックスフォード・ストリートで2016年8月撮影(2021年 ロイター/Peter Nicholls)
[ロンドン 12日 ロイター] - 英小売協会(BRC)が12日発表した9月の英小売売上高は前年比0.6%増で、8月の3.0%増からさらに鈍化した。燃料不足への懸念が高まる中、新型コロナウイルスのロックダウン(都市封鎖)による影響を受けた1月以来の低い伸びとなった。
BRCのチーフエグゼクティブ、ヘレン・ディッキンソン氏は「燃料不足と悪天候が月の後半に影響を及ぼし、消費者心理が打撃を受けた兆候がある」とし、家具や家庭用品などの高額な支出への影響がより大きかったと述べた。
先月はタンクローリー運転手の不足で燃料供給が滞り、国内の多くの地域で燃料のパニック買いが発生した。
一方、バークレイカードが行った消費支出によると、燃料支出は前年比11.1%増加し、伸び率は2年余りで最大となった。全体的なカード支出は13.3%増だった。
回答者の約半数が、トラック運転手不足を受けて商品棚に空きがあるのを見たと答え、新鮮な果物や野菜を見つけるのがいつもより難しいとの回答も18%あった。
バークレイカードは、必需品以外への支出の伸びが鈍化したことについて、インフレ上昇に伴い一部消費者が裁量的な支出を控え始めた可能性があるとしている。
回答者の9割はインフレが家計に与える影響を懸念しているとし、景気に対して楽観的な見方をしている人の割合は前月の37%から31%に低下した。
一方、ロックダウンの影響を大きく受けたセクターでは正常化の兆しも見られ、パブやバー、映画館、劇場、コンサートホールの売上高も増加。旅行代理店や航空会社は売上高の減少幅が縮小した。
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1「今買わないと後悔しますよ」 客を萎えさせる「店員の声かけ」はこれだ
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年9月22日 8時5分
-
2福井のブランド米「いちほまれ」の新米、昨年より価格6割高で店頭に…生産量は2000トン増の見通し
読売新聞 / 2024年9月22日 8時43分
-
3「チープカシオ」なぜ人気? 安価だけではない、若者に支持される理由
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年9月22日 7時10分
-
4「無料のモノはもらわない」お金のマイルール 日々を健やかに過ごす「失敗を許容するお金」
東洋経済オンライン / 2024年9月22日 9時0分
-
5「タワマン節税」「空き家問題」2つの不動産相続ルール変更で何が変わる?マンションや古い物件の活用方法は?
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年9月22日 8時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください