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米自動車ビッグ3との労使交渉に一定の進展、道のり長い=労組

ロイター / 2023年9月12日 12時5分

 9月11日、全米自動車労組(UAW)のショーン・フェイン委員長(写真)は、米3大自動車メーカー(ビッグ3)との労使交渉で一定の進展があったが合意はまだ見えていないと述べた。写真はミシガン州 デトロイトで3月撮影(2023年 ロイター/Rebecca Cook)

David Shepardson

[11日 ロイター] - 全米自動車労組(UAW)のショーン・フェイン委員長は11日、米3大自動車メーカー(ビッグ3)との労使交渉で一定の進展があったが合意はまだ見えていないと述べた。

現行の労働協約が失効する14日までに合意できなければ、労組側は3社一斉で14万6000人の従業員によるストライキを行う方針を示している。

フェイン氏はCNNに対し「少し進展したがまだ進みは遅い」とし、問題が山積みで道のりは長いと述べた。

UAWは8日、クライスラーの親会社ステランティス、ゼネラル・モーターズ(GM) 、フォード・モーター が提示した修正案を拒否した。

GMは週末に新たな提案をしたが、詳細は明らかになっていない。

UAWは当初、20%の即時賃上げと4回にわたる年間5%の給与引き上げを要求したが、関係筋によると、要求内容を修正し、計36%程度の賃上げにした。

ステランティスは8日、時間給労働者に4年間にわたる14.5%の賃上げを提示したと発表。

GMは7日、10%の賃上げや一時金として4年間にわたり3%上乗せする案を提示したと明らかにしていた。フォードは先週、賃上げ幅を当初の9%から10%に引き上げ、一時金も支給するとしていた。

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