テスラとサプライヤー、メキシコ工場に150億ドル投資へ＝州知事

　９月１１日、メキシコ北部ヌエボレオン州のサムエル・ガルシア知事は、州内で建設中の米テスラの工場に同社とサプライヤーが今後２年間で１５０億ドルを投資すると発表した。ニューヨークで２０１６年撮影（２０２３年　ロイター／Lucas Jackson）

[メキシコ市 １１日 ロイター] - メキシコ北部ヌエボレオン州のサムエル・ガルシア知事は１１日、州内で建設中の米電気自動車（ＥＶ）大手テスラの工場に同社とサプライヤーが今後２年間で１５０億ドルを投資すると発表した。メキシコ当局者が以前に明らかにした額の３倍に相当する。

テスラのイーロン・マスク最高経営責任者（ＣＥＯ）は３月、同州に新工場「ギガファクトリー」を建設すると発表。投資額などの詳細には言及しなかったが、メキシコ当局者は５０億ドルになると述べていた。

ガルシア知事は「テスラとサプライヤーだけで２年間に１５０億ドルの投資を生み出す」とし、この巨額投資により州は高速道路などの公共事業への支出拡大が必要になるとイベントで述べた。

テスラの広報およびヌエボレオン州の当局者は知事のコメントに関する取材依頼に現時点で応じていない。

複数の関係者は先に、テスラがメキシコでの生産を２０２５年に開始する計画だとロイターに述べたが、テスラは工場の建設や生産開始の日程を公表していない。