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午後3時のドルは146円後半で小幅高、米CPI前の持ち高調整で

ロイター / 2023年9月12日 15時23分

 9月12日、午後3時のドルは、前日のニューヨーク市場終盤(146.57/146.60円)に比べてドル高/円安の146円後半で推移している。写真は米ドル紙幣。昨年7月撮影(2023年 ロイター/Dado Ruvic)

Hiroko Hamada

[東京 12日 ロイター] - 午後3時のドルは、前日のニューヨーク市場終盤(146.57/146.60円)に比べてドル高/円安の146円後半で推移している。ドルは朝方は小動きだったが、午後に入りドル買いが強まった。米消費者物価指数(CPI)の公表を前に、持ち高調整のドル買い/円売りが出たとの指摘が聞かれた。

午前の取引でドル/円は一進一退の展開が続いた。前日にみられた円高圧力は弱まり、米長期金利の上昇基調を背景にドルは底堅さを維持した。午後に入るとドル買いが強まり、一時、146.87円まで上昇した。

マーケット参加者の関心は明日公表の米CPIへと向かっており、依然として米国のインフレの強さが確認された場合は、ドルは147円をトライする動きになるのではないか、との予想が聞かれた。

目先のドル/円について、ニッセイ基礎研究所の上席エコノミスト・上野剛志氏は、「仮に米CPIが強ければ、十分に織り込まれていない11月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ観測が高まり、ドル高基調は続くだろう」と指摘する。「今のところ強い円買い材料がない」(上野氏)ことも、ドルを支える要因になるという。

一方、週末に読売新聞が掲載した植田和男・日銀総裁のインタビューを市場はタカ派的と受け取っており、「従来通りドル/円ロングで150円を目指していくにはやや警戒感がある」(国内銀行・為替営業担当)として、どんどんドル高が進行する可能性は低いのではないか、との指摘も聞かれた。

ユーロ/ドルは1.0735ドル付近、ユーロ/円は157.61円付近で推移し、いずれも横ばいとなっている。

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 146.81/146.83 1.0735/1.0738 157.61/157.65

午前9時現在 146.67/146.68 1.0746/1.0750 157.62/157.66

NY午後5時 146.57/146.60 1.0748/1.0752 157.56/157.60

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