消費税引き上げは「当面触れず」、方針に変わりない＝官房長官

　９月１２日　松野博一官房長官（写真）は１２日午後の会見で、経団連が社会保障の財源として消費税の引き上げを選択肢の１つと提言したことに対し、これまでも岸田文雄首相が述べている通り「当面（税率の引き上げには）触れることなく、その方針に変わりない」と述べた。写真は２０２１年１０月、都内で撮影（２０２３年　ロイター／Kim Kyung-Hoon）

Kazuhiko Tamaki

［東京　１２日　ロイター］ - 松野博一官房長官は１２日午後の会見で、経団連が社会保障の財源として消費税の引き上げを選択肢の１つと提言したことに対し、これまでも岸田文雄首相が述べている通り「当面（税率の引き上げには）触れることなく、その方針に変わりない」と述べた。

松野官房長官は消費税について「今後も社会保障の財源として、重要な役割を果たすべきものである」と語った。

経団連は１１日に公表した「２０２４年度税制改正に関する提言」の中で、少子化対策を含む社会保障全体の財源として、将来の消費税の引き上げが「有力な選択肢の一つ」と指摘していた。