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仏中銀総裁、完全な交換性ない人民元を暗に批判

ロイター / 2023年10月12日 9時51分

 10月11日、 欧州中央銀行(ECB)の理事会メンバーであるビルロワドガロー仏中央銀行総裁(写真)は、主要通貨を発行する国は経済が不安定な状況になるのを防ぐため、通貨の交換性に関する規則を順守すべきとの見解を示し、完全な交換性のない人民元を発行している中国を暗に批判した。写真は2021年10月、パリで撮影(2023年 ロイター/Sarah Meyssonnier)

[マラケシュ 11日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)の理事会メンバーであるビルロワドガロー仏中央銀行総裁は11日、主要通貨を発行する国は経済が不安定な状況になるのを防ぐため、通貨の交換性に関する規則を順守すべきとの見解を示し、完全な交換性のない人民元を発行している中国を暗に批判した。

ビルロワドガロー氏は、国際通貨基金(IMF)の特別引き出し権(SDR)の価値算定の基準となる通貨(ドル、ユーロ、人民元、ポンド、円)は「全て、交換性と安定性の規則順守をコミットすべきだ」と述べた。これら5通貨のうち、完全な交換性を持たないのは人民元のみだ。

ドルの基軸通貨としての地位は当面、大きく変わることはないとしても、ドルが担う役割は徐々に低下する可能性がある。

こうした変化を念頭に、ビルロワドガロー氏は「特に危機管理の観点から見ると、分断が特に無秩序に起これば、不安定かつ非効率な状況を生み出す」と訴えた。

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