サウジアラムコ、中国石油精製会社の株式10％買収巡り交渉中

サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコは１１日、中国の石油精製会社である山東裕龍石化の株式１０％を買収する交渉を進めていると発表した。写真は、サウジアラムコのロゴ。２０１９年１０がつ１２日にサウジアラビア・クライスで撮影。（２０２３年　ロイター／Maxim Shemetov）

[ドバイ １１日 ロイター] - サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコは１１日、中国の石油精製会社である山東裕龍石化の株式１０％を買収する交渉を進めていると発表した。

山東裕龍は中国東部の山東省で原油日量４０万バレルを処理できる精製コンプレックスを建設している。

アラムコと山東裕龍は「アラムコによる１０％の戦略的持ち分取得の可能性に関する協議促進」の覚書に署名したという。実現には規制当局の承認などが必要となる。

アラムコ下流部門のムハンマド・アルカフタニ社長は「この提携により、全ての当事者が中国のエネルギー安全保障と発展に貢献し、エネルギー転換を支援する可能性があると信じている」と述べた。