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異常気象による世界経済損失、今後5年で5兆ドルも=ロイズ

ロイター / 2023年10月12日 12時2分

 10月11日、世界的な保険市場ロイズ・オブ・ロンドン(ロイズ保険組合)は、気候変動に伴う異常気象により農産物の不作や食品・飲料不足が増加すれば、今後5年で世界的に5兆ドルの経済損失が生じる可能性があるとの試算を示した。写真はロイズのロゴ。ロンドンで2019年4月撮影(2023年 ロイター/Hannah McKay)

[ロンドン 11日 ロイター] - 世界的な保険市場ロイズ・オブ・ロンドン(ロイズ保険組合)は11日、気候変動に伴う異常気象により農産物の不作や食品・飲料不足が増加すれば、今後5年で世界的に5兆ドルの経済損失が生じる可能性があるとの試算を示した。

ロイズとケンブリッジ・リスク研究センターが発表した共同研究は、異常気象による世界経済への影響を想定した「全体的なリスクシナリオ」は仮説と強調した上で、5兆ドルを異常気象発生の確率と調整すると、世界的な経済損失は7110億ドルになるとした。

シナリオでは、損失の深刻度を3段階に分けて平均を算出。その結果、今後5年の損失が5兆ドルとなったが、範囲は3兆ドルから17兆6000億ドルとなった。

ケンブリッジ・リスク研究センターのトレバー・メイヤード氏は、「世界経済は一段と複雑化し、全体的な脅威にますます脆弱になっている」と指摘。今回の研究は「企業や政策担当者がこうしたシナリオの潜在的な影響を検討する上で役立つ」と述べた。

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