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米12月利上げ観測高まる、CPI伸び予想上回る

ロイター / 2023年10月12日 23時29分

米労働省が12日発表した9月の消費者物価指数(CPI)の伸びが予想を上回ったことを受け、連邦準備理事会(FRB)は年内にあと1回の利上げを実施し、来年は長期にわたり金利を高水準に維持するとの観測が一段と高まった。(2023年 ロイター/Jason Reed)

[12日 ロイター] - 米労働省が12日発表した9月の消費者物価指数(CPI)の伸びが予想を上回ったことを受け、連邦準備理事会(FRB)は年内にあと1回の利上げを実施し、来年は長期にわたり金利を高水準に維持するとの観測が一段と高まった。

短期金融市場では、FRBが12月の連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げを決定する確率が約40%であることが織り込まれている。CPI統計前は約28%だった。

あと1回の0.25%ポイントの利上げが実施されれば、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標は5.50─5.75%となる。市場が予測する来年末の金利水準は、この水準から約1%ポイント低い4.6%。CPI統計発表前は4.5%だった。

エクイティ・キャピタルのチーフ・マクロ・エコノミスト、スチュアート・コール氏は「今回のCPI統計だけでは、FRBが10月31─11月1日の次回会合で利上げを実施する必要があると示唆するには不十分だった」としながらも、「FRBは金利をより長期にわたり高水準に維持する必要があるとのメッセージを正当化するものと受け止める可能性があり、再利上げの可能性は残されている」と述べた。

9月のCPIは前年比3.7%上昇と、伸びは8月から横ばい。ロイター調査によるエコノミスト予想は3.6%上昇だった。

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