イスラエル政府、ハマスの残虐性示す動画像で米欧の支持求める

　１０月１２日、イスラエル政府は、ブリンケン米国務長官と北大西洋条約機構（ＮＡＴＯ）国防担当閣僚らに対し、イスラム組織ハマスによって殺害されたとする子どもや民間人の死体が映った動画像を示し、自国の対応への支持を求めた。写真は同日、テルアビブでイスラエルのネタニヤフ首相（右）と取材に応じるブリンケン氏。代表撮影（２０２３年　ロイター）

John Davison　Humeyra Pamuk　Sabine Siebold

[エルサレム/テルアビブ/ブリュッセル １２日 ロイター] - イスラエル政府は１２日、ブリンケン米国務長官と北大西洋条約機構（ＮＡＴＯ）国防担当閣僚らに対し、イスラム組織ハマスによって殺害されたとする子どもや民間人の死体が映った動画像を示し、自国の対応への支持を求めた。

同日テルアビブ入りしたブリンケン氏は記者団に、銃弾を浴びた赤ん坊、首をはねられた兵士、車などで生きたまま焼かれた若者の写真や動画を見せられたと明かし「全く最悪の悪行だ」と述べた。

一方、イスラエルのガラント国防相はＮＡＴＯのブリュッセル本部で、国防担当閣僚らにハマスの奇襲攻撃を映した動画を見せた。ロイターに送られた演説文によると、同相は「子どもたちは縛られ、撃たれた。そうだ、繰り返すが、子どもたちは縛られ、撃たれたのだ」と語った。