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FRBと銀行、金融システムの流動性リスク軽減可能=ダラス連銀総裁

ロイター / 2023年11月13日 8時46分

 11月10日、ダラス連邦準備銀行のローガン総裁は、フランクフルトで開かれた欧州中央銀行(ECB)の会合で、米連邦準備理事会(FRB)と銀行は金融システムにおける流動性リスクを軽減することができると指摘し、そのための多数の方法について説明した。写真は10月9日、テキサス州ダラスで撮影(2023年 ロイター/Ann Saphir)

[10日 ロイター] - ダラス連邦準備銀行のローガン総裁は10日、フランクフルトで開かれた欧州中央銀行(ECB)の会合で、米連邦準備理事会(FRB)と銀行は金融システムにおける流動性リスクを軽減することができると指摘し、そのための多数の方法について説明した。

ローガン氏は以前、ニューヨーク連銀で債券ポートフォリオを管理する業務を担っていた。このため同氏の流動性に関する見解は、注目されるとみられる。ただこの日の講演草稿では、経済情勢や金融政策の見通しには言及しなかった。

同氏は流動性リスクを最小限に抑える手法の例として、銀行にFRBの公定歩合融資へのアクセスを維持するよう義務付けることなどを挙げた。

FRBは現在、これまでに買い入れた大量の米国債と住宅ローン担保証券(MBS)の保有高を減らすプロセスを進めている。ローガン氏は、このプロセスを続けることが重要と主張した。

同氏は「われわれの主な経済的課題は、深刻な景気後退ではなく、高過ぎるインフレにある」と指摘。こうした環境下ではFRBの資産を「大量の流動性ではなく、十分な流動性を供給するのに必要な水準に戻すことにより、経済への刺激を取り除くことが重要だ」と訴えた。

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