バイデン氏のガザ停戦案、ハマスが主要部分拒否か 正式に回答
ロイター / 2024年6月12日 9時16分
6月11日、イスラム組織ハマスは、バイデン米大統領が示したパレスチナ自治区ガザ停戦案に正式に回答した。イスラエルはハマスが拒否したとの認識を示したが、ハマスは停戦案に含まれない従来の要求に改めて言及したに過ぎないとしている。写真はテルアビブで同日、ブリンケン米国務長官が出席した会合の近くで人質の解放を求める人たち(2024年 ロイター/Marko Djurica)
Maayan Lubell Nidal al-Mughrabi
[エルサレム/カイロ 11日 ロイター] - イスラム組織ハマスは11日、バイデン米大統領が示したパレスチナ自治区ガザ停戦案に正式に回答した。イスラエルはハマスが拒否したとの認識を示したが、ハマスは停戦案に含まれない従来の要求に改めて言及したに過ぎないとしている。
仲介国のエジプト・カタール両政府は同日、ハマスから停戦案へ回答を受け取ったと発表したが、内容は明らかにしなかった。
ハマス当局者は回答について、停戦はガザでの恒久的な戦闘終結、イスラエル軍撤退、パレスチナ自治区再建、イスラエルの刑務所に収容されているパレスチナ人の解放につなげるというハマスの立場を再確認するものだとロイターに語った。
「われわれはこれまでの立場を繰り返した。大きな差はないと思う。あとはイスラエル次第だ」と指摘した。
米国はイスラエルが提案を受け入れたとしているが、イスラエルからの発表はない。イスラエルはハマスを壊滅させるまで戦闘を続ける意向を繰り返し表明している。
イスラエル当局者は「仲介者を通じハマス側の回答を受け取った。その中で、ハマスはバイデン氏が提示した人質解放に関する提案を拒否した」とし、ハマスが停戦案に盛り込まれた「全ての主要かつ有意義なパラメーターを変更した」と述べた。
関係者によると、ハマスはイスラエルとの恒久的な停戦とラファを含むガザ地区からのイスラエル軍撤退の新たなスケジュールを提案したという。
*写真を追加して再送します。
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